和のインテリア

和のインテリア

和の小道具は、全てインテリアのアイテムになる和の小道具は、全てインテリアのアイテムになる

戦後、生活にゆとりができてくると、少しずつ日本人はインテリアにこだわり始めてきました。その際に憧れるインテリアは基本的に欧米のインテリアでした。しかし日本的な価値が見直されて久しい現代、日本的なインテリアも注目を集めています。さらに和雑貨のような何気ない日用品をインテリアの一部として飾ったり置いたりする人も増えています。そこで今回は、インテリアとしての和雑貨の魅力を考えてみたいと思います。

インテリアになる和雑貨はたくさんある

おもちゃも使い方ではインテリアにおもちゃも使い方ではインテリアに

実は見回してみると、日用品として重宝しながらインテリアとしても活躍してくれる和雑貨はたくさんあります。代表例を挙げるだけでも、

  • 風呂敷
  • 手ぬぐい
  • 扇子
  • 和ろうそく
  • 手箱
  • 郷土玩具

などいろいろと存在しています。風呂敷に代表されるように、和雑貨はデザインの美しさが際立っているので、日用品としても利用が可能ですし、額に入れて壁に飾る楽しみ方もあります。外国人にも近年、極めて人気のある和雑貨です。本家の日本人も積極的に生活の中に和雑貨を取り込みましょう。

究極のインテリアである風呂敷と手ぬぐい

和柄の布は、テーブルクロスなどさまざまなインテリアに和柄の布は、テーブルクロスなどさまざまなインテリアに

風呂敷の唐草模様や手ぬぐいの小紋などは、日本的でありながら美しいデザインを兼ね備えているので、額縁に飾って壁に掛けるだけで、立派なインテリアになります。実際にさまざまなデザインや質感の商品がリリースされているので、手ぬぐいをテーブルクロス代わりにしたり、ランチョンマットにしたりと、単純に濡れた手を拭く道具としてではなく、インテリア雑貨としての利用も盛んになっています。
風呂敷や手ぬぐいは贈答品としても役立つので、積極的に生活に取り入れてください。

扇子や手箱は実用性と美しさが共存したアイテム

扇子はディスプレイにもなる扇子はディスプレイにもなる

扇子や手箱も日本的な美しさと機能美が共存したアイテムなので、実用品として積極的に利用をしてもいいですし、床の間や玄関などにディスプレイとして用いてもおしゃれです。
扇子は日本舞踊などで持つ舞扇、能舞台で使われる仕舞扇、茶席で持つ茶扇などいろいろな種類があり、それぞれに圧倒的な美しさを持っています。単に風を起こす道具としてではなく、ディスプレイとして広げたり、料理やお酒を運ぶお盆に添えて華やかさを演出したりする道具として、いろいろな使い方が昔からされています。現代でも生かせる部分はたくさんあります。

日本のろうそくは美しい

七転び八起きの象徴で縁起物。冬の福アイテムもインテリアに七転び八起きの象徴で縁起物。冬の福アイテムもインテリアに

実用品とアートが共存した最高の例が、ある意味で和ろうそくかもしれません。石油ではなくハゼなどの木から採った油で作られている和ろうそくには、1本1本美しい絵が描かれています。
季節の花や、現代風の模様が描かれている和ろうそくは、単純に火を点けて周辺を明るくするという実用的な側面だけではなく、フォルムもデザインも美しい工芸品という側面があるのです。
実用品と工芸品が共存している和雑貨は本当に多くて、そうしたアイテムの全てはインテリア雑貨としても使用が可能です。
西洋のキャンドルが好きな人も、今度和ろうそくを使用してみてください。芯は和紙でできており、独特の燃え方をします。ぜひとも和ろうそくの明かりでディナーなどを楽しんでみてください。